ロシアの肥料大手アクロンはこのほど、ヴェリキー・ノブゴロドの拠点でアンモニアプラントの増設工事を開始した。4億2,000万米ドルを投じて、年産能力70万トンのプラントを建設する。完成は2015年を予定している。
\アクロンは現在、ヴェリキー・ノブゴロドで年間115万トン、ドロゴブージで55万トン、中国工場で10万トンのアンモニアをそれぞれ生産している。プラント増設工事が完了すれば、同社のアンモニア生産能力は年間250万トンに拡大する。
\ポポフ最高経営責任者(CEO)は、増設するプラントは生産量1トンあたりの天然ガス消費量が927立方メートルと、既存プラントの1,070立方メートルを大きく下回り、生産コストの削減が可能になると説明。「新しいコスト効率に優れたプラントは、アクロン・グループの競争力を維持し収益性を高めるカギとなる」と述べている。
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