経済協力開発機構(OECD)が先ごろ発表した国民生活の幸福度を評価した「より良い暮らし指標(ベター・ライフ・インデックス=BLI)」の最新版で、ハンガリーは36カ国中29位となった。トップはスイス、オーストラリアで、カナダが3位に入った。
\BLIは国内総生産(GDP)に代わる国民の豊かさを測る指標として、2011年から発表されている。11の評価項目(住居、収入、雇用、共同体、教育、環境、ガバナンス、健康、生活の満足度、安全、ワークライフバランス)について1~10で点数化、OECD加盟34カ国に非加盟のロシアとブラジルも加えて指標を算出している。
\ハンガリーは11の評価項目のうち、「安全」が8.8、「ワークライフバランス」が8.3と高評価だった一方で、「生活の満足度」は0と36カ国中で最下位。収入も0.9と非常に低かった。その他の項目は、「住居」が3.6、「雇用」4.2、「共同体」6.8、「教育」6.8、「環境」、「ガバナンス」7.1、「健康」4.1だった。
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