エストニアの発電・浄水設備メーカーのフィルター(Filter)は13日、リトアニアの国営電力会社Lietuvos Energijos Gamyba(LEG、旧Lietuvos Energija)と共同でリトアニア南部のエレクトレナイにバイオマスをエネルギー源とする発電プラントを建設すると発表した。2014年末に稼働する予定。
\今回のプロジェクトは遠隔暖房に重点を置いたもので、現地の再生可能資源を活用し、手頃な価格で熱エネルギーを地域に供給することが目的。バイオ燃料ボイラーと蒸気ボイラー設備を組み合わせた複合構造で、発電能力は40メガワット(MW)を超える。LEGはエレクトレナイにすでに、大型のガス発電所(1,955MW)を運営している。
\フィルターは1992年の設立。現在は、ラトビア、リトアニア、ベラルーシ、ロシア、ブルガリアに子会社を持つ。昨年の売上高は約6,300万ユーロだった。
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