2013/8/21

CIS諸国

アスタナ、万博開催で不動産開発が活況

この記事の要約

中央アジアの国・カザフスタンで、2017年6月から3カ月間にわたって「2017アス中央アジアの国・カザフスタンで、2017年6月から3カ月間にわたって「2017アスタナ国際博覧会」(アスタナ万博)が開催される。中央アジア […]

中央アジアの国・カザフスタンで、2017年6月から3カ月間にわたって「2017アス中央アジアの国・カザフスタンで、2017年6月から3カ月間にわたって「2017アスタナ国際博覧会」(アスタナ万博)が開催される。中央アジアで万博が開催されるのは初めてとあって注目が集まっている。

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アスタナは、昨年11月にパリで行われた万博事務局(IBE)の総会での最終投票で、対立候補だったベルギーのリエージュに50票以上の差をつけて万博開催地に選ばれた。万博の開催費用は15億米ドルにのぼり、500万人の来場者が見込まれている。

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17年はアルマトイからアスタナへの遷都が行われてから20年目の節目にあたる。00年には40万人だったアスタナの人口は現在80万人に倍増しており、20年には120万人に拡大すると予測されている。万博開催が決まったアスタナでは、大型の不動産開発プロジェクトが相次いている。アブダビ首長国の不動産開発・管理・投資企業大手アルダー・プロパティーズは6月、大型複合施設「アブダビプラザ」のコントラクターとしてアラブテック・ホールディングおよびコンソリデーテッド・コントラクターズ・グループとの合弁会社を指名した。アブダビプラザはアスタナのランドマークであるバイテレクタワーほど近くに建設され、88階建ての高層ビルを含むオフィス、ショッピングセンター、高級ホテル、住宅などが入居する。総床面積は50万平方メートルで、万博の開催に合わせてオープンする予定だ。同じく6月中旬に、カザフスタンの投資会社ヴァーニー・キャピタルが手がける複合施設「タラン・タワー」の建設がスタートした。タラン・タワーは床面積が12万平方メートル。米国最大の建築設計事務所スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(SOM)が設計を手がけた。26階建てと30階建ての2つのビルで構成され、高級ホテルのリッツカールトンの入居が決まっている。

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