ハンガリー中央統計局(KSH)が27日発表した2013年5-7月期の失業率は10.1%となり、前年同期を0.4ポイント下回った。これは2009年夏以来で最も低い水準。4-6月期比べても0.2ポイント改善した。ただ、民間企業の雇用数は増えておらず、政府の雇用支援策に基づく公共部門での就業増加が失業率低下の主因。景気回復の本格化を示すものとは言えなそうだ。
\失業者数は44万6,000人で前年同期から1万3,000人減少した。現地の独語週間紙『ノイエ・ペシュター・ロイド』によると、雇用支援策での就業者の月給は最高170ユーロで、その数はすでに16万人にも上っている。
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