2013/8/28

チェコ・スロバキア

チェコのバス生産、12年は9.3%減

この記事の要約

チェコ自動車工業会のまとめによると、2012年の国内バス生産台数は3,229台となり、過去最高だった前年の3,562台を9.3%下回った。今年上期の生産は1,423台で、前年同期から3.7%減少している。\ 昨年のメーカ […]

チェコ自動車工業会のまとめによると、2012年の国内バス生産台数は3,229台となり、過去最高だった前年の3,562台を9.3%下回った。今年上期の生産は1,423台で、前年同期から3.7%減少している。

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昨年のメーカー別バス生産台数は、イベコ・チェコが2,773台、Sor Livchanyが418台、KHモーター・ツェントルムが38台だった。なお、ヴィソチナ州に本社を置くチェコの複合企業テドムは昨年1月、販売不振を理由にバス生産からの撤退を発表した。

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一方、チェコ最大のバスメーカーであるイベコ・チェコは、新規受注が増加するなど回復基調にあることを受けてパルドゥビツェ州ヴィソケー・ミートある工場で土曜日の稼働を再開した。2014年から欧州排出規制ユーロ6が施行されることに伴い、需要が拡大しているという。チェコではこのほか、独ダイムラー傘下のエボバスがプルゼニ近郊ホリソフでフレームの生産を行っている。同社は昨年、500万ユーロを投じて工場棟を新設した。

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チェコのバス市場ではトロリーバスの需要が一定の割合を占めている。トロリーバスは13都市で運行しており、公共近距離旅客交通の約1割を担っている。昨年は43台が新たに導入され、25台が近代化された。また、ブルノ市は今後3年間で30台を導入する計画を表明している。

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