クロアチア政府が9月、ドゥブロヴニクに近いクパリの観光開発で入札手続きを開始する予定だ。現地の報道によると、落札者は99年の借地権を得る見返りとして、2億~2億5,000万ユーロの投資を義務付けられる。年内にも落札者が決まる見通しという。
\対象となるのはアドリア海沿岸のズーパ・ドゥブロヴァチュカ近郊のクパリだ。1990年代まで旧ユーゴ軍の保養施設として使われていたが、内戦で大きな被害を受けて放置されている。
\今回のプロジェクトでは、およそ14ヘクタールの敷地に、ベッド数1,500程度のホテル施設など観光インフラが整備される予定だ。
\投資には、クロアチア観光企業のヴァラマル、米ハイアット、トルコのリクソス、カリスマ・ホテルス・アドリアティック(クロアチアのアグリコルと独TUIトラベル、メキシコのカリスマの合弁企業)、アゼルバイジャン輸出投資促進基金(AZPROMO)などが関心を示しているもようだ。
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