米コノコフィリップスと英スリーレッグス・リソーシーズの合弁会社であるレーン・エナジー・ポーランドが、7月21日にシェールガスの試験生産を開始していた事実がわかった。ただ、生産量はまだ商業生産レベルに達していないという。
\現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が伝えたところによると、生産を開始したのは北部ポモージェ県ウェビエンの「LE-2H」井で、その量は1日あたり約8,000立方メートル。レーン・エナジーでは「現段階では商業化が可能かどうか判断するのは時期尚早」とコメントしている。
\環境省によると、レーン・エナジーはポモージェ県のダムニツァ、ウェビエン、カルヴィアの3鉱区で8件の試掘許可を得ている。コノコフィリップスは来年、2本以上の試掘井を掘削する計画で、それらの結果を踏まえて商業化に向けた判断を下すとみられる。
\ポーランドでは過去数カ月に、エクソンモービルやマラソン・オイル、タリスマン・エナジーなどの国際大手がシェールガス事業の縮小や撤退を発表している。このため、政府はウェビエンで1カ月以上、ガスが安定的に得られている事実を「朗報」とし、成果を強調している。
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