スロベニア・テレコムが8月29日発表した2013年6月中間決算の最終利益は3,090万ユーロとなり、前年同期比から17%増加した。売上高は1%増の3億9,560万ユーロ、営業利益(EBIT)は前年同期並みの4,140万ユーロ、税・支払利息・消却前利益(EBITDA)は5%増の1億2,620万ユーロだった。期末現在の有利子債務は3億4,160万ユーロで2012年末に比べて440万ユーロ縮小した。
\ブロードバンド接続加入者数は1-6月に34万2,850人へ、固定・移動通信加入者数は269万9,000人へ、それぞれ1%増加した。インターネットを使った音声通信(VoIP)サービスの利用者は5%増の16万8,724人へ拡大した。
\設備投資額は前年同期より12%多い3,670万ユーロに上った。通期では1億3,000万ユーロの支出を予定している。
\今年の業績見通しは従来どおり、純益で5,000万ユーロ、EBITDAで2億3,500万ユーロを維持する。
\ \■民営化入札へ
\ \スロベニア・テレコムの株式を保有する国営企業は30日、株式の共同売却に向けて契約に調印した。これにより、72.75%が入札を通じて売り出されることになる。現地STA通信によると、これらの株式の時価総額は5億3,000万ユーロ。まずは売却業務発注に向けて指名入札が実施される見通しだ。
\