トルクメニスタンのカスピ海東岸にある港湾都市トルクメンバシで8月中旬、新たな港の建設工事が始まった。「トルクメンバシ国際港」は20億米ドルをかけて建設され、完成すればトルクメニスタン最大の港となる。
\トルクメンバシ国際港は、トルコの大手建設会社ギャプ・インシャートが工事を担当。フェリーと客船、コンテナ用のターミナルのほか、造船所が建設され、総面積は120万平方メートルに及ぶ。接岸エリアの総長は3,607メートルで、旅客30万人、トラック7万5,000台、コンテナ貨物40万TEUの年間処理能力がある。造船所は年間6隻の建造と30隻の修理が可能。新港は2017年に完成し。4,000人の雇用を見込んでいる。
\トルクメニスタンは世界4位の天然ガス埋蔵量を誇り、石油埋蔵量も120億トンと豊富。世界有数の綿花産出国でもある。トルクメンバシ国際港は、これら主要産品の新た輸出拠点をして活用される。トルクメニスタン政府は、新港がコーカサス諸国との貿易の際の積み替え拠点として、欧州からアジア・中東に向かう貨物のトランジットハブとして重要な役割を果たすと期待している。
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