2013/9/11

ポーランド

肥料ポリツェ、セネガルの鉱山事業に出資

この記事の要約

ポーランド化学大手アゾティの肥料子会社ポリツェは8月28日、セネガルの鉱山開発会社であるアフリカン・インベストメント・グループ(AIG)の株式55%を買収することで合意したと発表した。買収額は2,885万ユーロ相当で、3 […]

ポーランド化学大手アゾティの肥料子会社ポリツェは8月28日、セネガルの鉱山開発会社であるアフリカン・インベストメント・グループ(AIG)の株式55%を買収することで合意したと発表した。買収額は2,885万ユーロ相当で、300万米ドルは契約調印時に支払い済み。全額を自己資金で支払うとしている。

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AIGはセネガル北部サンルイにチタン鉄鉱(イルメナイト)の採掘権、ケベメールとラムラムにリン鉱石の採掘権を保有する。推定埋蔵量は現時点でリン鉱石が5,600万トン超、サンルイ県のチタン鉄鉱が150万トン超。

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ポリツェの試算では、AIGからリン鉱石を直接調達できるようになり、2014年には調達コストを3,000万ズロチ節約できる見込みだ。また、国際市場での販売力向上によりコスト削減を期待する。将来的にはセネガルでもリン酸を生産する計画だ。

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AIGの株主出資シェアはポリツェ55%、ポーランドのガソリン販売業DGG ECO35%、個人投資家10%となる。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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