2013/9/18

ロシア

エーザイがロシア市場に本格参入 抗がん剤の販売開始

この記事の要約

エーザイは12日、ロシアで乳がん治療薬「ハラヴェン(一般名:エリブリン)」の販売を開始したと発表した。がん治療に強みを持つ大型病院を中心に売り込みを図る。同社がロシアで製品を自ら販売するのは今回が初めて。\ エーザイは2 […]

エーザイは12日、ロシアで乳がん治療薬「ハラヴェン(一般名:エリブリン)」の販売を開始したと発表した。がん治療に強みを持つ大型病院を中心に売り込みを図る。同社がロシアで製品を自ら販売するのは今回が初めて。

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エーザイは2011年の中期戦略で、高い成長が見込めるロシア医薬品市場への進出を決定。今年4月に販売子会社を設立したうえで、モスクワやサンクトペテルブルクなどの主要都市に医薬情報担当者(MR)を配置し、準備を進めてきた。

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同社によると、ロシアでは毎年5万人の女性が新たに乳がんに罹患しており、中年女性(44~55歳)では最大の死因となっている。

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エーザイは今後、同国市場にてんかん治療薬を相次いで投入する計画で、まずは来年3月までに「ゾネグラン」と「エグザリーフ」を発売する予定。「ファイコンパ」と「イノヴェロン」についても承認を取得次第、販売を開始する考えだ。

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