トヨタ自動車は18日、2016年からサンクトペテルブルグ工場でロシア市場向けに多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」の組み立てを開始すると発表した。これにより同工場の生産能力は現行の5万台から最大で10万台程度まで増加し、約800人の雇用が生まれる見通し。追加投資額は約180億円を見込む。
\ロシアではSUVの人気が高く、「RAV4」も今年1~8月に約2万7,000台を販売。トヨタのモデルとして最も売れている。
\トヨタでは現地生産を通じて市場の需要にすばやく対応し、販売を伸ばす考えだ。
\トヨタは2007年からサンクトペテルブルグ工場で「カムリ」を生産。ウラジオストク市では今年2月から三井物産と現地自動車メーカーの合弁会社、ソラーズ・ブッサンでランドクルーザー「プラド」の生産を開始した。
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