独自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンはこのほど、サンクトペテルブルクで大型受注を獲得したと発表した。市バス282台向けにトランスミッションやアクスルシステムなどを納入する。
\ロシアのバスメーカーLiAZ社製のバス183台とヴォルガバス社製の連節バス99台に、高効率で静粛性に優れた6速オートマチックトランスミッション(AT)「エコライフ」を搭載する。ZFによると、サンクトペテルブルクではZFのATを搭載したバスは500台を超える。
\282台のバスにはRL85フロントアクスルシステムをはじめ、AV132リアアクスルシステム、AVN132ポータルアクスルシステムが搭載されるほか、ボッシュとの合弁会社であるZFレンクシステムがパワーステアリングシステム「サーボコム」を提供する。これらのバスは2014年にソチで開催される冬季五輪でも運行される予定だ。
\ZFは7月にモスクワ最大の公共交通公社であるモスゴルトランスから市バス565台分の駆動装置とアクスルシステムを受注するなど、ロシアで大型受注が相次いでいる。
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