スイスの商品取引大手グレンコア・エクストラータは9月19日、ハンガリー南部フォクテーに油料種子加工工場を開設した。
\4,000億フォリント(1億8,370万米ドル)を投資して建設された新工場は年間60万トンのヒマワリ種子を加工する能力があり、ナタネや大豆、トウモロコシ胚芽の加工にも対応する。従業員数は128人。
\ハンガリーはヒマワリやナタネの栽培が盛んだが、種子は輸出向けで植物油は輸入に頼っていた。グレンコアの農業製品ディレクター、マホニー氏は工場の開所式で、現地で収穫された種子を加工し、付加価値の高い植物油を国内で販売するだけでなく輸出することも考えていることを明らかにした。また、開所式に出席したハンガリーのオルバン首相は、同国が農産品の輸出大国であることに言及し、グレンコアの投資によって農業生産が増加し、国内総生産の拡大に寄与するとの見方を示した。
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