スロバキアのガラスメーカー、ポルタル・クリスタル&スチール(旧スロヴグラス・ポルタル)が生産再開に向けて設備投資を計画しているもようだ。溶融炉の更新などに2,700万ユーロ弱を投じる意向で、投資に伴い、政府に1,100万ユーロの助成を申請したという。
\メディア報道によると、◇ガラス溶融炉2基の更新◇破砕機・粉砕機の新設◇廃水処理設備の交換◇薬剤容器・ポンプの交換◇変電所の再建――が計画されている。
\ポルタル・クリスタル&スチールの前身であるスロヴグラスは支払不能に陥り、昨年末に実業家のヴラディミール・ポオル氏に売却された。同氏はフィツォ首相率いる「スメル(方向)・社会民主党」の主要献金者の一人と言われており、スロヴグラスの買収でも政界との関係がうわさされた経緯がある。
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