経営難に陥っているポーランドの建設大手ポリメックス・モストスタルは15日、債権者と2回目の債務再編条件で基本合意したと発表した。最終返済期限は2019年12月31日に延期される。
\ポリメックス・モストスタルの広報担当者であるシマニャク氏は報道陣に対し、今回の合意によって「流動性が復活し、事業の拡大が可能になる」と語った。
\同社は昨年12月に債権者と経営再建策で合意した。再建策には今年中に2億ズロチ相当の不動産を売却ことや、15年末までに6億ズロチ相当の資産を売却すること、15年5月末までに株式発行あるいは子会社売却による2億4,000万ズロチを調達することなどが盛り込まれている。現地メディアによると債権者にはバンク・ペカオ、PKO BP、BOS、BZ WBKなど大手銀行が名を連ねている。
\ポリメックス・モストスタルの今年上期の売上高は11億4,000万ズロチと、前年同期から46.3%減少した。純損益は9,600万ズロチの赤字だった。
\(1PLN=32.49JPY)
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