2013/10/23

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

米シェブロン、ルーマニアでのシェールガス開発を延期

この記事の要約

米石油2位のシェブロンは17日、ルーマニア東部におけるシェールガス探鉱で予定していた試掘を延期すると発表した。現地住民が強く反発しているためで、「建設的な対話」を通じてプロジェクトの前進を図る立場を示している。\ 問題と […]

米石油2位のシェブロンは17日、ルーマニア東部におけるシェールガス探鉱で予定していた試掘を延期すると発表した。現地住民が強く反発しているためで、「建設的な対話」を通じてプロジェクトの前進を図る立場を示している。

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問題となっているのはヴァスルイ県プンジェシュティの「EV-2」鉱区だ。シェールガス採掘に用いられる水圧破砕法(フラッキング)が、地下水汚染など環境に影響を及ぼすことを懸念して、住民数百人が14日以来、抗議行動を続けていた。首都ブカレストでも16日に約4,000人が参加した連帯デモが行われた。

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プンジェシュティ村議会は17日、村内におけるシェールガス探鉱禁止を決議するとともに、開発の是非を巡る住民投票の実施を決めた。

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シェブロンはルーマニアの4鉱区でシェールガス探鉱免許を取得している。ポンタ首相は野党時代、シェールガス開発に反対していたが、首相就任後は基本的に賛成の立場に変わった。

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