2013/11/6

総合・マクロ

クロアチアなど中東欧3カ国、天然ガス回廊の整備で合意

この記事の要約

クロアチア、ハンガリー、ウクライナの3カ国はこのほど、既存のパイプラインを延伸して、アドリア海横断パイプライン(TAP)に接続する回廊を整備することで合意した。\ ガス回廊は天然ガスをアドリア海北のクルク島に建設中の液化 […]

クロアチア、ハンガリー、ウクライナの3カ国はこのほど、既存のパイプラインを延伸して、アドリア海横断パイプライン(TAP)に接続する回廊を整備することで合意した。

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ガス回廊は天然ガスをアドリア海北のクルク島に建設中の液化天然ガス(LNG)ターミナルからハンガリー経由でウクライナの地下ガス貯蔵施設に送る。クロアチアのクリソビッチ外務・欧州問題省次官はブルームバーグの電話取材に対し、「新しいインフラによって天然ガスを東欧市場に輸送することが可能になる」と語った。回廊の建設には欧州連合(EU)の支援を受ける予定で、今月5~6日にキエフで開催される国際会議で、ウクライナ政府と欧州委員会の間で協力協定への調印が行われる。

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TAPはアゼルバイジャン産天然ガスを、ギリシャからアルバニアを経由してイタリアに運ぶ全長867キロメートルのパイプラインで、輸送能力は年間100億立方メートルから200億立方メートル。ドウプロジェクトには、スイスのアクスポ・ホールディングとノルウェーのスタットオイル、ドイツのエーオン・ルールガスが出資している。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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