2013/11/27

総合・マクロ

墺ライフアイゼンバンク、中東欧3カ国で撤退検討

この記事の要約

オーストリア金融大手のライフアイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は18日、ウクライナ、ハンガリー、スロベニアからの撤退を検討していることを明らかにした。ロイター通信が伝えた。ただ、撤退に関する具体的な計画はないと […]

オーストリア金融大手のライフアイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は18日、ウクライナ、ハンガリー、スロベニアからの撤退を検討していることを明らかにした。ロイター通信が伝えた。ただ、撤退に関する具体的な計画はないとしている。

\

RBIは声明で、「ウクライナに加えてハンガリーとスロベニアが特別な事業見直しの対象になっており、これらの市場から撤退する可能性も排除できない」と述べた。

\

RBIはかねてからハンガリー事業の縮小の可能性に言及していた。ハンガリー事業は2012年に1億7,400万ユーロの損失を計上。さらに、政府が外貨建て住宅融資利用者の返済負担を軽減する法律が通れば、損失の一層の拡大が避けられないためだ。

\

RBIはまた、売却計画を進めているウクライナ子会社アヴァル銀行について、複数の投資家からオファーがあったことを明らかにするとともに、現時点で売却先は決定していないことを強調した。

\

RBIは中東欧17カ国で事業を展開し、1,420万人の顧客を持つ。

\