ポーランドのプラスチック容器メーカー、プラスト・ボックスが21日発表した2013年1-9月期決算の純利益は610万ズロチとなり、前年同期の1.9倍に急拡大した。輸出が好調でけん引した。売上高は23.5%増の1億1,500万ズロチ、営業利益(EBITDAベース)は38%増の1,500万ズロチだった。
\地域別では、中東欧市場の売上高が50%近く増加したほか、EU市場でも20%の増収となった。一方、国内売上高は第1、第2四半期と落ち込んだ後、第3四半期に12%の増加に転じ、1-9月期で前年水準を確保した。
\パヴラック社長は、原料価格が高騰するなど事業環境が悪化する中で好業績を達成したことに満足を表明。今年の通年業績見通しは、売上高が前年比18.3%増の1億4,560万ズロチ、純利益が54.8%増の740万ズロチとしている。
\プラスト・ボックスは化学業界、食品業界向けのポリ容器を製造する。欧州20カ国以上で事業展開する。近年、国内とウクライナの生産拠点の刷新に約6,000万ズロチを投資し、生産体制強化を図った。今後は特にロシア、ウクライナなど旧ソ連諸国での事業強化を狙う。(1PLN=32.69JPY)
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