米電子機器受託製造サービス(EMS)のジェイビルサーキットがハンガリーで673人を削減する。カナダのブラックベリーとの取引中止による受注減に加え、東アジア・東南アジア拠点の方が利益率で優っていることを理由に挙げている。人員整理は12月から開始するとしている。
\対象となるのは北東部のティサウーイヴァーロシュ工場。ジェイビルは2011年に同工場の増員に関連して政府から30万ユーロ相当の公的支援を受けているほか、政府と戦略契約も結んでおり、今回のリストラでどのような影響があるかは不透明だ。
\ジェイビルはソンバトヘイとペーチにも拠点を持つ。今年3月末の時点で、ハンガリー雇用数は8,000人弱だった。同国事業で年間13億ユーロの売上高を計上してきたが、過去12カ月で2割ほど減少しているという。
\ジェイビルによると、ブラックベリーは同社にとり、米アップルに次いで2番目に大きい顧客だった。
\