ルーマニアのソフトウエア業界の2012年売上高は5億7,230万ユーロで、前年比5.7％増と好調な伸びを示した。同業界団体ANISとIT分野のコンサルティング大手IDCがこのほど発表した業界調査リポートの分析予測によると、ソフト業界の売上規模は今後5年間で年平均3.3％拡大し、IT市場全体平均（2.4％）を上回るとみられる。
\受託開発による売上高は4.5％増の2億9,220万ユーロで、全体の51％を占めた。一方、ライセンス契約に基づく売上高は9％増の1億9,000万ユーロで33.2％を占めた。調査対象201社のうち受託開発に特化する企業は11％で、業界全体の3割を売り上げた。
\調査リポートは、ソフトウエアの受託開発という伝統的なビジネスモデルから、刷新的な商品・サービスを独自に創出するモデルへの転換が事業成長に不可欠という認識が業界で高まってきたことを指摘している。
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