スイスの食品大手ネスレは11月25日、トルコ北西部ブルサ県カラチャベイにある生産拠点に990万スイスフランを投じて生産能力を増強したと発表した。伸長するサウジアラビア市場に向け、「マギー」ブランドのブイヨンの生産を開始する。
\マギーの新生産ラインは最新技術を用いており、1分間あたり1,200パッケージを製造することが可能。2014年から年間7,300トンのブイヨンを生産する予定だ。生産能力の拡大に伴い、従業員も100人増員する。
\ネスレは1909年にトルコに進出した。現在は4つの工場を持ち、3,800人を雇用する。ネスレのアジア事業を統括するナンドキショレ副社長は、「トルコはアジア、オセアニア、アフリカ地域で最も急速に成長するダイナミックな市場のひとつだ」と述べ、今回の投資によってカラチャベイが同地域で最大規模の生産拠点となると明らかにした。
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