2013/12/18

総合・マクロ

1人当たりGDP、中東欧はEU平均以下

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州統計局(ユーロスタット)が12日発表した購買力平価(PPP)による1人当たり域内総生産(GDP)の統計で、加盟国間に大きな格差があることが分かった。中東欧諸国はいずれもEU平均を下回った。\ 統計で […]

欧州連合(EU)の欧州統計局(ユーロスタット)が12日発表した購買力平価(PPP)による1人当たり域内総生産(GDP)の統計で、加盟国間に大きな格差があることが分かった。中東欧諸国はいずれもEU平均を下回った。

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統計では昨年のデータを分析した。EU平均を100とした指数値をみると、ルクセンブルグが263と突出して高い。その他の国は47~130の間に位置する。

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中東欧ではスロベニアが84で最も高かった。これにチェコ(81)、スロバキア(76)、リトアニア(72)、エストニア(71)が続いた。ポーランド、ハンガリー、ラトビア、クロアチアは60台。ルーマニアは50、ブルガリアは47でEU28カ国中最下位だった。

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旧加盟国ではポルトガル(76)とギリシャ(75)が特に低い。

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加盟国候補国のモンテネグロは41、セルビアは36、マケドニアは35にとどまる。トルコは54だった。

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暮らしの豊かさの指標としてGDPより適しているといわれる一人当たり現実個別消費(AIC)でも、加盟国間で49~138の差が出た。中東欧諸国はやはり例外なく平均を下回った。ここでもブルガリアは49と半分以下にとどまっている。

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