2013/12/18

ハンガリー

ハンガリーMOL、北海権益を3.75億ユーロで買収

この記事の要約

ハンガリー石油最大手のMOLは13日、独BASF子会社のヴィンタースハルから北海の石油・ガス権益を買収することで合意した。政治的に安定した地域での事業拡大・強化する戦略に沿ったもので、今後も北海などで買収を進めていくとし […]

ハンガリー石油最大手のMOLは13日、独BASF子会社のヴィンタースハルから北海の石油・ガス権益を買収することで合意した。政治的に安定した地域での事業拡大・強化する戦略に沿ったもので、今後も北海などで買収を進めていくとしている。

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取引はヴィンタースハルのノン・オペレーター権益14件を対象とし、英サロム・ヴォー石油ターミナルのインフラとブレント・パイプラインに対する権益も含む。取引は今年1月1日に遡って行われ、来年3月末までの手続き完了を見込む。買収額は3億7,500万米ドルだが、取引が行われる時点で最終調整する。ヴィンタースハルは今後、オペレーターとして探索・生産事業を進める。

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MOLはシリア事業が内戦でとん挫したり、ブルガリアINAをめぐる政府との対立が膠着していることなどを背景に、経営環境の安定した地域における資産獲得を目指している。

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(東欧経済ニュース5月8日号「MOLが政府に交渉要請、クロアチア子会社の完全買収で」を参照)

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