ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI、速報値)は、前年同月比0.9%の上昇で、前月と同水準になり、2カ月連続で1%を割り込んだ。価格変動が激しいエネルギー、食品、アルコール・たばこを除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は3.5%だった。
\食品の上昇幅は0.4%とわずかだった。好天に恵まれたことで上昇幅が平年を下回った。
\アルコール飲料・たばこは、たばこ規制改革に伴う利ざや拡大を背景に10.6%値上がりした。ただ、上昇幅は10.6%と前月から0.1ポイント増にとどまり、値上がり加速の予想は外れた。メーカーの調整が遅れていることが一因と考えられる。 サービス料金は4%上昇した。
\政府主導で値下げが実施された電気、ガス、暖房料金は平均で約11%低下した。11月初めに2度目の値下げが行われたが、その影響は消費者が料金を支払う今月から1月にかけて現れてくる見通しだ。
\耐久消費財は1.8%、衣料品・靴は1.8%、自動車燃料は10.3%、それぞれ低下した。
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