独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、スペイン子会社セアトのSUVモデルをチェコ子会社であるシュコダ自動車のクバニシ工場で生産することを検討しているもようだ。自動車業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ(ANE)』(13日付、電子版)が消息筋から得た情報として報じた。シュコダのコンパクトSUV「イエティ」の次世代モデルとともに同工場で生産する可能性があるという。
\セアトの主力市場である欧州ではSUVの販売が好調だが、セアトはまだラインアップにSUVを持っていないのが現状だ。メディア報道によると、2011年のジュネーブモーターショーで発表したセアトのコンセプトモデル「IBX」のデザイン的要素がセアトのSUVに採用される可能があるという。
\ただし、セアトのユルゲン・スタックマン会長はANE紙の姉妹紙『アウトモビールボッヘ』に対し、SUV計画は存続中だが、生産についてまだ最終決定していない、とコメントしている。
\