スロバキア統計局が10日発表した2013年10月の鉱工業生産指数(稼動日調整済み)は前年同月から6.8%の上昇となり、7.4%の伸びを示した前月からやや減速した。
\部門別で見ると、製造業は9%上昇した一方、電気・ガス・空調が7.2%、鉱業・採石業が2.6%それぞれ下落した。製造業では、電装品が63.6%と大幅な伸びを示したほか、自動車が7.7%、金属・金属製品が18.2%、ゴム・プラスチック製品およびその他の非金属鉱物製品が11.7%それぞれ伸びてけん引した。一方、コークス・石油精製品は23.7%、医薬品が53.3%、化学製品が13.6%それぞれ下落した。
\財別では資本財が最高で前年同月比6.3%、耐久消費財が14.2%、中間財が15.7%、非耐久消費財が1.1%それぞれ上昇した一方、エネルギーは9.7%落ち込んだ。
\大手銀行スロヴェンスカー・スポリテリニャのアナリスト、バラージ氏は、スロバキアの最大の貿易相手国であるドイツの鉱工業生産が先月減少したことにより、今後数カ月間は鉱工業生産の伸びが鈍化する可能性があると指摘している。
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