ロシア経済の見通しが暗くなっている。連邦統計局(ロススタット)が14日発表した2013年の消費者物価指数は6.5%の上昇となり、当局予測の5%を1.5ポイント上回った。◇資本流出の加速◇失業率悪化◇経済成長の減速◇経済見通しの暗さ――もあり、国民の消費意欲は低下していくとみられている。
\財務省と経済省はともに今年の成長率を1.4%と予測。国際機関はこれよりも低く0~1%前後とみている。失業率は政府関係機関で5.8~6%、独立系機関で8~10%の予測だ。
\物価は食品を中心に上昇する傾向が続き、7月に予定される公共料金引き上げが追い討ちを掛けそうだ。
\欧州の独立系調査会社EPSIレーティングが先月発表した調査によると、景気拡大を予測するロシア人は減っており、暮らしぶりが良くなると思う人も大きく後退している。
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