2014/2/5

総合・マクロ

H&M、中東欧事業が好調

この記事の要約

欧州衣料小売大手へネス&モーリッツ(=H&M、スウェーデン)が1月30日発表した2013年11月通期決算の最終利益は前期比1.8%増の171億5,200万クローナにとどまった。中東欧は好調だったものの、主力の西 […]

欧州衣料小売大手へネス&モーリッツ(=H&M、スウェーデン)が1月30日発表した2013年11月通期決算の最終利益は前期比1.8%増の171億5,200万クローナにとどまった。中東欧は好調だったものの、主力の西欧販売が伸び悩んで値下げを余儀なくされたほか、クローナ高も追い打ちをかけた。また営業・管理コストがかさんだことも響いた。本業のもうけを示す営業利益は1.9%増の221億6,800万クローナ、売上高(付加価値税込み)は6.4%増の1,500億クローナ。

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中東欧14カ国の売上高は111億クローナで、22%増加した。同地域最大の市場であるポーランドは8%増の31億9,000万クローナと比較的低い伸びにとどまったものの、第2の市場であるロシアは22%増の25億7,000万クローナに拡大。ハンガリー、スロバキア、トルコ、ルーマニア、クロアチアも二ケタ台の成長となった。ブルガリアは118%増の2億6,000万クローナ、ラトビアも261%増の1億3,000万クローナと、急拡大している。13年11月期に市場参入した3カ国の売上高は、リトアニアが4,400万クローナ、セルビアが7,000万クローナ、エストニアが4,300万クローナ。チェコは8%増の8億3,000万クローナで、前年を下回ったのはスロベニア(4%減の4億7,000万クローナ)だけだった。

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(1SEK=15.55JPY)

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