2014/2/12

ロシア

ルスギドロ、極東で発電所建設

この記事の要約

ロシアの水力発電会社ルスギドロは近く、極東で2件の発電所建設プロジェクトに着手する。 ヤクーツク第2発電所の第1期建設工事入札は、ロシア有数の富豪であるアルカジーとボリスのローテンベルク兄弟が率いるTEKモスエネルゴが落 […]

ロシアの水力発電会社ルスギドロは近く、極東で2件の発電所建設プロジェクトに着手する。

ヤクーツク第2発電所の第1期建設工事入札は、ロシア有数の富豪であるアルカジーとボリスのローテンベルク兄弟が率いるTEKモスエネルゴが落札した。落札額は147億3,000万ルーブル。発電所の出力は170メガワット(MW)で、2015年の稼働開始を予定している。また、ブラゴヴェシチェンスク火力発電所(出力120MW)の第2期工事は、ロシア最大の発電タービンメーカー、シロブイエ・マシヌイ(パワー・マシーンズ)が建設を担当する。同工事の落札額は73億ルーブルと、入札開始額を6億ルーブル下回ったが、現地紙『ベドモスチ』によるとルスギドロはさらなる工事費の値下げを求めシロブイエ・マシヌイ側と交渉しているという。

ルスギロドは上記2件のほか、サハリン州地域第2発電所第1期工事、ソヴィエツカヤ・ガヴァニ火力発電所の建設を予定しており、極東での4件のプロジェクトに対する投資総額は500億ルーブルにのぼる。