スイスの重電機大手ABBはチェコのブルノでこのほど開かれたエレクトロニクス見本市で、産業用プラグインコネクターの製造をスウェーデンからチェコのヤブロネツ・ナド・ニソウ工場に移管する計画を明らかにした。移管の時期や移管後のスウェーデン工場の処遇など詳細は明らかにしていない。中東欧経済情報サイトnov.ost.infoが報じた。
ヤブロネツ工場では現在、家庭用プラグインコネクターを生産している。スウェーデンからは鉱工業や建設業で使われる約2,800の製品を生産移転する。現在の従業員440人を増員する計画はないとしている。
ABBチェコ子会社の2013年売上高は前年比4.9％増の128億コルナで、全社売上の2％を占めた。総投資額6億5,000万コルナのブルノ工場拡張プロジェクトでは、スイッチギアの製造施設新設とトランスフォーマ工場の拡張工事が今年半ばに完了する予定だ。
