5月25日に予定されるウクライナの大統領選挙に思いもよらない有名人が出馬する。ウクライナ・インターネット党（UIP）の「ダース・（アレクセイェヴィッチ・）ベイダー」さんで、「ウクライナを帝国にし、失われた栄光と領域（クリム半島）、国の誇りを取り戻す」ことを訴えている。実名・素顔は明らかにしていない。
UIPはオデッサのネット企業家ディミトリー・ゴルボフさんのプロジェクト。2010年に結成し、電子政府の創出、デジタルメディアへの移行、全国民へのコンピューター教育提供などを政策として掲げる。風変わりなパフォーマンスで知られ、例えば昨年11月には、ストームトルーパーによってオデッサ市役所へ担ぎこまれたダースベイダーが自らの市長就任を宣言した。
大統領選の公約としては、「2歳以上の早期退職者への年金給付」、「宇宙船の停泊料金無料化」などを掲げている。
立候補の受け付けは30日に締め切られた。選挙管理委員会による承認が下りるかどうかは近く決まる。
