日産自動車は4日、ロシア市場にダットサンモデルを投入すると発表した。同国専用モデルのファミリーセダン「on-DO」を皮切りに、開発パートナーのアフトワズのノウハウを活用して事業を展開していく方針だ。将来的にロシア販売台数の3分の1がダットサンとなると見込んでいる。
「on-DO」は日産がデザインし、アフトワズが開発を行った。日産の技術水準を維持しながら、ロシアの運転・気候条件や嗜（し）好に適した車作りを目指した。
今年夏にダットサンディーラー25店舗で販売を開始する。価格は40万ルーブル以下となる見込み。ディーラー数は今後2年で75店舗増える予定だ。
ロシアは日産にとり世界で5番目に重要な市場となっている。同社がニッサン、インフィニティ、ダットサンの全3ブランドを展開するのはインドネシアに続いて2カ国目。他ブランドと同様、ダットサンでも全セグメントをカバーする。
