2014/4/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

欧州復興開発銀、モンテネグロのスマートグリッド計画に追加融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、モンテネグロ電力産業(EPCG)の進めるスマートグリッド・プロジェクトに3,000万ユーロを追加融資すると発表した。2010年の3,500万ユーロに続くもので、新型電力メーターの全 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、モンテネグロ電力産業(EPCG)の進めるスマートグリッド・プロジェクトに3,000万ユーロを追加融資すると発表した。2010年の3,500万ユーロに続くもので、新型電力メーターの全国設置と、電力供給網整備が計画されている。エネルギー効率の向上、送電ロスの縮小で二酸化炭素(CO2)排出量を減らすほか、電力料金の回収率を引き上げる効果を見込む。

EPCGはモンテネグロで発電・送電・供給事業を担う独占企業。2009年にイタリア公益企業A2Aが株式43.7%を取得した。残りは政府が保有している。

昨年の最終損益は2,510万ユーロの黒字となった。前年は580万ユーロの赤字だった。営業利益は5.5%増の2億7,780万ユーロ、営業経費は14.6%減の2億3,590万ユーロだった。