2014/4/16

CIS諸国

欧州復興開発銀、ウクライナに3.5億ユーロ融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は8日、総額3億5,000万ユーロのウクライナ向け融資の実施を承認した。EBRDはウクライナの政治・経済情勢の安定化に向けた国際的支援の一環として、同国に対しては今後5年間にわたり年間10億ユ […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は8日、総額3億5,000万ユーロのウクライナ向け融資の実施を承認した。EBRDはウクライナの政治・経済情勢の安定化に向けた国際的支援の一環として、同国に対しては今後5年間にわたり年間10億ユーロの投資を行う方針を決めている。

EBRDのウクライナでの既存の投資先を支援するため、1億5,000万ユーロの融資枠を設定。流動性や運転資金など企業のニーズに対応するとともに、金融危機や外部資金調達の減少に伴う困難克服をサポートする。また、首都キエフと地方都市を結ぶ幹線道路の修復プロジェクトに2億ユーロを融資する。 

EBRDはウクライナで最大の金融機関系投資家であり、4月1日時点で326件のプロジェクトに89億ユーロを投じている。