2014/5/14

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルノー子会社、スロベニアで新型「トゥインゴ」生産開始

この記事の要約

自動車大手ルノーのスロベニア子会社レボズ(Revoz)は7日、同国南東部のノヴォ・メストにある工場で新型「ルノー・トゥインゴ」(第3世代)の生産を開始した。これは独ダイムラーとルノー・日産アライアンスの戦略提携に基づく取 […]

自動車大手ルノーのスロベニア子会社レボズ(Revoz)は7日、同国南東部のノヴォ・メストにある工場で新型「ルノー・トゥインゴ」(第3世代)の生産を開始した。これは独ダイムラーとルノー・日産アライアンスの戦略提携に基づく取り組みで、レボズは新生産ラインの立ち上げに伴い年内に従業員数を270人拡大する。また、同工場では現在開発中の新型「スマート・フォーフォー」の生産を手がけることも決まっている。

ルノー・日産アライアンスとダイムラーは2010年に締結した戦略提携で、次世代スマート「フォーツー」「フォーフォー」とトゥインゴのエンジンを共同開発し、プラットフォームも共通化することを取り決めた。

ノヴォ・メスト工場の生産能力拡張に伴う投資額は4億5,000万ユーロで、このうち2,250万ユーロをスロベニア政府が補助する。同国政府は当初、4,550万ユーロを交付する方針だったが、欧州連合(EU)の欧州委員会がEUの国家補助規則に抵触する可能性があるとして調査に乗り出したことから、減額した。

ノヴォ・メスト工場でのトゥインゴの生産は当初1.5シフト体制で行うが、2シフト体制に拡大する計画もあるという。