2014/5/28

バルト三国

独物流大手ダクサー、フィンランド事業でエストニア同業と合弁

この記事の要約

ドイツの物流大手ダクサーは20日、エストニアの物流大手ACEロジスティクス・グループと折半出資の合弁会社を設立し、フィンランド市場に参入すると発表した。6月1日から営業を開始する。両社はバルト諸国の運送事業で15年以上、 […]

ドイツの物流大手ダクサーは20日、エストニアの物流大手ACEロジスティクス・グループと折半出資の合弁会社を設立し、フィンランド市場に参入すると発表した。6月1日から営業を開始する。両社はバルト諸国の運送事業で15年以上、提携関係にある。

新会社の拠点はヘルシンキ近郊のヴァンターに置く。ダクサーにとってはフィンランドに拠点が加わることで、同国の顧客により確実かつ正確な輸送サービスを提供できるようになる。また、ヴァンターにはダクサーの空運・海運子会社もあり、長距離輸送にも対応可能だ。

一方のACEは空運、海運、陸運および倉庫・物流サービスを展開する。直近の売上高は1,800万ユーロ、税引き前利益は160万ユーロで、エストニアの経済紙『アリパエヴ(Äripäev)』によれば、貨物取扱い・運送業者として国内7位につけている。主な株主は、ITHAL Noukoja(アンティ・オイドゥサル氏とトルー・セップ氏)とローデ・インベスト(カルリ・ランボト氏)で、それぞれ58.41%、24.09%を保有する。