2014/6/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

テトラパック、トルコ工場に3,600万ユーロ投資

この記事の要約

食品・飲料の加工処理機器と紙容器の充填包装システムの世界的大手であるスイスのテトラパックはこのほど、トルコのイズミルにある包装容器工場に3,600万ユーロを投資すると発表した。 テトラパックは2012年からイズミル工場の […]

食品・飲料の加工処理機器と紙容器の充填包装システムの世界的大手であるスイスのテトラパックはこのほど、トルコのイズミルにある包装容器工場に3,600万ユーロを投資すると発表した。

テトラパックは2012年からイズミル工場の設備更新を進めており、今回発表分を含めた投資総額は6,000万ユーロとなる。更新プロジェクトが2015年に完了すると、同工場の生産能力は年間100億個に倍増し、生産品目も15種類に拡大する。

7月1日付けでテトラパックの中東・アフリカ担当副社長に就任するザヒド氏は、イズミル工場の生産能力拡大は「リードタイムの短縮など現地での供給体制にメリットをもたらすだけでなく、顧客により幅広い製品を提供することを可能にする」と述べている。

中東地域はテトラパックにとって最も成長著しい地域のひとつであり、過去10年間の平均成長率は10%を超えている。イズミル工場は立地条件の良さや熟練した労働力、材料ロスの少なさ、サービスの質の高さなどから、テトラパックの輸出ハブとして位置づけられている。