2014/7/2

ハンガリー

独ダイムラー、「CLAシューティングブレーク」ハンガリーで生産

この記事の要約

独高級車メーカー、メルセデス・ベンツは6月25日、新型「CLAシューティングブレーク」をハンガリーのケチュケメート工場で生産することを明らかにした。来年初めにも販売を開始する。 シューティングブレークはセダンとステーショ […]

独高級車メーカー、メルセデス・ベンツは6月25日、新型「CLAシューティングブレーク」をハンガリーのケチュケメート工場で生産することを明らかにした。来年初めにも販売を開始する。

シューティングブレークはセダンとステーションワゴンを融合したモデルで、ステーションワゴンよりもスポーティーなデザインが特徴。ダイムラーは販売拡大に向けて小型車に力を入れており、A、B、CLA、GLAの各クラスに続き、今回のCLAシューティングブレークで5モデルのラインナップが完了する。

ダイムラーによると、ケチュケメート工場の2013年売上高は21億ユーロで、稼動初年となった前年を90万ユーロ上回った。従業員数は現在3,500人と、昨年から300人増えている。今年の生産台数は14万5,000台で、昨年より3万6,00台多くなる予定だ。

ダイムラーの今年1-5月期乗用車販売台数は、前年同期比14%増の68万865台に拡大した。小型車が17万3,000台と25%近く増えて全体に大きく貢献した。

ダイムラーでは2020年までにBMWとアウディを抜いてドイツ高級車メーカーとしてトップの地位につくことを目指している。小型車は販売台数を伸ばす点では有利だが、採算性で中型・大型車に劣る。27日発表されたルノー日産とのメキシコ合弁工場設立は、乗用車事業の売上高利益率を10%に引き上げる目標に向けて小型車部門の経費削減を図る狙いがある。昨年の利益率は6.5%だった。