2014/7/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

独アンヴィス、ルーマニア工場の生産能力を2倍に

この記事の要約

独自動車部品メーカーのアンヴィスは3日、ルーマニア工場に設置した新生産ラインの稼働を開始した。これにより同工場の生産能力は従来(年2,000万個)の2倍に増強され、生産施設の総面積も4,200平方メートルから8,100平 […]

独自動車部品メーカーのアンヴィスは3日、ルーマニア工場に設置した新生産ラインの稼働を開始した。これにより同工場の生産能力は従来(年2,000万個)の2倍に増強され、生産施設の総面積も4,200平方メートルから8,100平方メートルに拡大した。

ルーマニア工場はハンガリーおよびウクライナとの国境に近いサトゥ・マレにあり、ルノー、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ、ダイムラーなど大手自動車メーカーの中東欧工場向けに自動車用防振ゴムを供給している。顧客企業が中東欧での生産を強化していることから、生産能力を拡大して需要増に対応する。従業員数は現在200人で、生産拡大に合わせ今後数年で100人増員する計画だ。

アンヴィスは2003年にルーマニアで生産を開始した。2013年の売上高はほぼ3,200万ユーロ。同社は昨年、東海ゴム工業(10月1日付で住友理工に社名変更)に完全買収された。