2014/9/10

CIS諸国

ウクライナ問題、独化学産業に影響

この記事の要約

ウクライナ情勢がドイツの化学産業に影を落としている。化学工業協会(VCI)は2日、2014年の化学産業の成長見通しを下方修正した。ウクライナ問題をめぐる欧州連合(EU)の対ロシア制裁の影響で輸出に影響が出ているため。 第 […]

ウクライナ情勢がドイツの化学産業に影を落としている。化学工業協会(VCI)は2日、2014年の化学産業の成長見通しを下方修正した。ウクライナ問題をめぐる欧州連合(EU)の対ロシア制裁の影響で輸出に影響が出ているため。

第2四半期の化学製品の生産量は前年同期比0.3%増、売上高は横ばいの458億ユーロだった。国外売上高は0.5%減少した。これを受けてVCIは14年通年の成長見通しを数量ベースで従来の前年比2%から1.5%に、金額ベースで1.5%から1.0%にそれぞれ引き下げた。VCIのクライ会長は、特にウクライナ問題に伴う対ロシア制裁が企業に不安を与えていると指摘したうえで、「地政学リスクがこれ以上高まらなければ、下期には需要がやや回復するだろう」と述べた。また、ドイツ経済が景気後退に陥る可能性についてはほとんどないとの見方を示した。

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