チェコ中央銀行が9日発表した2014年第2四半期（4－6月）の経常収支（速報値）は341億コルナの赤字だった。所得収支の赤字額が1,000億コルナ以上も拡大したため、第1四半期（1－3月）の723億コルナの黒字から大きく悪化した。前年同期は138億コルナの赤字だった。
対国内総生産（GDP）の赤字比率は年率換算0.3％。13年第3四半期の2.0％から徐々に改善してきたが、前期に比べ0.1ポイント上昇した。
貿易・サービス収支は807億コルナの黒字で、前年同期に比べ49億コルナ拡大した。一方、所得収支は1,323億コルナの赤字だった。外国直接投資（FDI）の配当・再投資収入が増えたため、赤字額が前年同期比で485億コルナ拡大した。FDIは586億コルナの流入超だった。（1CZK＝5.02JPY）
