天然ガス世界最大手のガスプロムが11日発表した今年1―3月期の純利益（国際会計基準、未監査）は2,230億ルーブル（46億ユーロ）となり、前年同期実績を41.4％も下回った。
売上高は1兆5,587億ユーロ（323億ユーロ）と6.7％増加した。一方で営業経費は14.7％増の1兆897億ルーブルに膨らんだ。ウクライナ・ナフトガスへの売掛債権の引当金として713億ルーブルを繰り入れたこと、通貨ルーブル安による損失（1,720億ルーブル）が主因と説明している。
ガスプロムは6月中旬以来、ウクライナへのガス供給をストップしており、4―6月期決算では、この影響がどうでるかに注目が集まる。ガスプロムはウクライナへの売掛債権の引当金として15億ユーロを計上したことを明らかにしている。
