2014/10/1

バルト三国

EBRD、エストニアVKGに融資―シェールオイル生産能力拡張プロジェクト

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は9月24 日、エストニアのシェールオイル・化学品製造大手Viru Keemiaグループ(VKG)に3,500万ユーロを融資すると発表した。今回の融資を通して同社のシェールオイル生産施設のエネ […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は9月24 日、エストニアのシェールオイル・化学品製造大手Viru Keemiaグループ(VKG)に3,500万ユーロを融資すると発表した。今回の融資を通して同社のシェールオイル生産施設のエネルギー効率向上や、CO2、SO2の排出低減など環境措置のアップグレードを支援する。

VKGはシェールオイルの生産能力を拡張するため、新たに二つの生産施設の建設プロジェクトに着手する。EBRDから調達した資金は燃料ガス脱硫工場、復水式蒸気タービン、蒸気ボイラー、石灰窯工場の建設に投入する。

VKGは1999年に国営会社キヴィテルの民営化により設立された。シェールオイル事業のほか、鉱山業、発電・熱生産、建設資材製造分野でも事業展開する。従業員数は約2,200人。