欧州投資銀行（EIB）がスロベニアの地方配電会社5社への融資を計画している。独語中東欧経済誌『ミッテル＆オストオイローパ・アクトゥエル』が1日報じたところによると、送電網の拡張・刷新プロジェクトが対象で、融資額は総額1億5,200万ユーロ。プロジェクト全体の投資額は4億ユーロに上るもようだ。
融資を受けるのはルブリャナ電力（中部）、ツェリェ電力（中東部）、ゴレニスカ電力（北西部）、マリボル電力（北東部）、プリモルスカ電力（南西部）。プロジェクトでは送電網の拡張のほか、最新の電力メーターシステムの装備、送電効率の向上措置、悪天候で破損した設備の修理などを行う計画だ。
EIBは2009～13年の5年間で、スロベニア企業に27億ユーロを融資し、このうち対中小企業融資が全体の48％を占めた。エネルギーは27％で、産業分野では最大の融資先となっている。
