2014/10/8

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア医薬品市場、今年はマイナス成長

この記事の要約

ルーマニアの医薬品市場が今年マイナス成長に転じる観測が強まっている。1日付の現地紙『ジアルル・フィナンチアル』によると、ライフサイエンス業界向けビジネスソリューション大手、仏セジデムの現地子会社のクラチュン社長は、6月時 […]

ルーマニアの医薬品市場が今年マイナス成長に転じる観測が強まっている。1日付の現地紙『ジアルル・フィナンチアル』によると、ライフサイエンス業界向けビジネスソリューション大手、仏セジデムの現地子会社のクラチュン社長は、6月時点での前年比0.3%減との予測を最大1.5%減と下方修正した。

ルーマニアの医薬品市場は2005年~11年まで2ケタ成長を続け、12年に8.3%増に減速したものの急成長を遂げてきた。だが13年は前年比0.3%増の26億ユーロにとどまり急減速。市場売上の約6割を占める国の医療支出にブレーキがかかったためだ。

セジデムは6月時点で来年は市場が1.8%拡大すると予測した。市場が回復するかどうかは、保険適用医薬品リストが大きなカギを握るとている。