米複合企業のハネウェルがハンガリー工場を拡張する。監視システム部品の増産と、電機・機械部品のコンピテンスセンターの新設が目的。投資額は1,000万ユーロで、109人の増員が予定される。現地メディアが6日付で報じた。
投資対象となるのはハンガリー西部のナジカニジャ工場だ。産業・ビル監視システム部品を生産する工場の面積を現在の1万2,000平方メートルから1万7,000平方メートルに拡大する。また、一般世帯向けガスバルブなど電機・機械部品生産のコンピテンスセンターを設置する。
ハンガリー政府はすでに7億6,125万フォリント(247万ユーロ)の助成を決めた。
ハネウェルは1960年代にハンガリーに進出した。96年にナジカニジャ工場をサトロニクから取得、400人を雇用する。ハンガリーではブダペストにも拠点を置き、宇宙航空、自動化・制御技術、特殊素材・技術の3分野で事業を展開している。(1HUF=0.44JPY)