2014/11/5

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

欧州復興開発銀、アルバニア水力発電所の大型改修に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は10月30日、アルバニアのコマニ水力発電所の改修計画に1,270万ユーロを融資すると発表した。最新の安全基準に適合させ、電力の安定供給を維持するのが狙い。来年3月にも着工する予定だ。 同発電 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は10月30日、アルバニアのコマニ水力発電所の改修計画に1,270万ユーロを融資すると発表した。最新の安全基準に適合させ、電力の安定供給を維持するのが狙い。来年3月にも着工する予定だ。

同発電所は出力600メガワットで同国の電力需要の65%を賄う。しかし、完成から30年間にわたり本格的な改修工事が行われなかったため、傷みが目立っている。さらに、2010年の記録的な大雨で被害を受けたことから、気候変動を勘案した安全対策の必要性も認識されるようになった。

改修の総事業費は7,000万ユーロ。アルバニア政府とEBRDなど国際金融機関が資金を提供する。